みなさんお久しぶりですっ!
yumin地震観測所のyuminと申します。
突然ですが、津波予報(若干の海面変動)とは、ご存知ですか?
「津波」と聞くと最近では2024年1月1日に発生した「令和6年能登半島地震」にて大津波警報が発表されたことが記憶に新しいかと思います。
また、誤解を防ぐため、以降は「若干の海面変動」と言う言葉を使って解説していきます。
若干の海面変動って?
まず、若干の海面変動とは、国内や海外での大地震や海底火山噴火後などに予想される津波の高さが20cm未満で陸上での被害の心配がない場合や、津波注意報解除後も海面変動が継続する可能性が高い場合に発表されます。
また、若干の海面変動は発表されている地域でも高台等に避難する必要はありません。
- 海水浴
- 海釣り
- 海中での遊泳
- 海中での作業
ただし、以下のことをする際は海面変動の可能性があるため、十分に留意する必要があります。
津波注意報との違いはなにか
津波注意報は20cm~1mの高さの津波が予想される際に発表されるものに対して
若干の海面変動は津波注意報より下の段階の20cm未満の潮位変化が予想される場合に発表されます。
津波情報の種類
【4段階の津波情報】
津波情報には4種類存在します。
- 大津波警報
- 津波警報
- 津波注意報
- 津波予報(若干の海面変動)
津波注意報は予想される津波の高さが20Cm以上1m以下の津波である場合に発表される情報で数値で発表される場合は1mと表記される。
津波警報は予想される津波の高さが1mを超える場合には津波注意報ではなく、津波警報または大津波警報が発表される。
数値で発表される場合は3mと表記され、具体的な数値がわからない場合は高いと表現される。
さらに予想される津波の高さが3mを上回る場合は大津波警報が発表される。
数値で発表される場合は5m、10m、10m超に区分され、具体的な数値がわからない場合は巨大と表現される。
解説動画
今回の内容のまとめ
- 若干の海面変動は20Cm未満の海面変動であり、陸地への被害の心配はない。
- 海水浴
- 海釣り
- 海中での遊泳
- 海中での作業
ただし、以下のことをする場合は注意が必要。
- 津波注意報は1mの津波が予想される際に発表され、若干の海面変動は0.2m未満の海面変動が予想される際に発表される。
- 津波情報には4つ種類がある。
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