「就寝中の地震対策」できていますか?
人間は人生のうちで3割は就寝時間と言われています。
その就寝時間中に大地震が起こったとき、避難経路の確保や身を守る対策ができていないと逃げ遅れなどによる死亡・けがに繋がります。
今回はそんな一日の大半を過ごしている寝室や寝ている場所での地震対策についてお伝えします。
まずは家具の置き方を変える
室内の家具は地震発生時、転倒・落下・移動などが負傷の原因にもなります。
地震発生時に危ないものは置かないことが最大の防御ですが、普段の生活に支障をきたすので、配置を工夫して家具による負傷リスクを低減しておきましょう。
例えば、「エアコンや照明の下にベッドや布団を配置しない」や「壁掛け時計を頭上に設置しない」などの工夫をするだけでも生存率は上がります。
また、額縁は落下するとガラスが割れて、足の怪我に繋がります。
背の高い家具の配置
本棚やタンスなどの高さがある家具をドア・寝具の近くに配置すると、避難経路が塞がれたりして逃げ遅れや、家具の下敷きになって死亡するリスクがあります。
適切な配置は、ベッドやドアの方向に倒れない向きにして配置するか、突っ張り棒で倒れないように支えるなどの対策をしましょう。
また、胸の位置より高い家具はできるだけ配置しないことをおすすめします!
ベッドの下に靴を置いておく
就寝中に大きな地震が発生したとき、裸足での移動は危険です。
ガラスの破片などでけがをすることもあります。
すぐに避難できるよう、ベッドの下に頑丈な靴を置いておきましょう。
また、一緒に非常用持ち出し袋も準備しておくとよいでしょう。
▼袋に入れておくとよいもの
- 缶パンなどの食料
- 水
- 少量の現金
- メガネ(必要な人)
- 携帯電話
まとめ
- できるだけ天井や壁から落下する恐れのある物の下に寝具を置かない
- 寝具やドアがある方向に倒れないようにする
- ドアや寝具の近くに胸の位置より高い家具を置かない
- ベッドの下に非常用持ち出し袋や靴を置いておく